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自宅で出来る簡単ピアノ脳トレ

 ピアノ演奏が脳に良い事は周知の事実でありますが、ピアノを始めようとしても意外とハードルが高く、なかなか実現しないというのも事実です。

 東大生の多くが子供の頃にピアノレッスンを受けていたという統計結果も出ているなどの事から、我が子の教育のためにもピアノを習わせてみたいと思われる親御さんも多いのではないでしょうか。

 てすが、子供の頃からピアノ教室に通うとなると、何か本格的にピアノを習わなければならない、などというイメージがあり親も子供もその一歩がなかなか踏み出せないという事が多いかと思われます。

 しかし、ピアノの技術を学ぶという観点ではなく、子供の「育脳」の為だけと考えているのならば、わざわざピアノ教室に通わなくても、鍵盤楽器1つさえあれば自宅で練習をする事が出来きます。もちろん、先生とのコミニュケーション、発表会に向けての努力などを育むという事は出来ませんが。

 ですから今回は、ピアノを演奏する事で出来る「脳トレ」という観点だけに注目して見ていきたいと思います。

ピアノが脳にいい理由

 まず、ピアノを演奏するという事がなぜ脳にいい影響を与えるのかという事を簡単に見ていきたいと思います。ピアノを演奏する時、人間の体ではこの様な事が起こっています。

  1. 楽譜を目で見て、メロディー、リズム、強弱など脳で一時的に記憶する。(短期記憶『ワーキングメモリ』)
  2. 脳がその情報を理解し、体に命令を出し演奏をします。
  3. その演奏がイメージ通りであるか耳で確認します。
  4. 更に、次の音符を「先読み」しながら演奏を続けます。

 この様な行為を何度も繰り返しながら演奏する事で、脳が活性化され様々な効果が期待できるのです。幼児教育にはもちろん、高齢者の脳の老化防止にも役立ちます。

ピアノを持っていなくても大丈夫

 ピアノを演奏するからといっても本物のピアノを持っていないとダメと言う事は一切ありません。もちろん、本物のピアノの方が先々、本格的に始めようと思ったりした方の為には良いのは事実ですが。

 本物のピアノと他の鍵盤楽器の違いに、鍵盤のタッチの感覚が違うという問題がありますが、「脳トレ」が目的であるならば、電子ピアノや安価なキーボードでも何ら問題なく目的を果たせます。

 但し、いくら安価とは言っても鍵盤数の極端に少ないキーボードなどは、曲を演奏するに当たって多少無理が生じる事がありますので、あまりオススメは出来ません。本物のピアノは88個の鍵盤がありますので、少なくとも40〜50位ある鍵盤楽器が好ましいかと思われます。

 近年は低価格の中古鍵盤楽器が多く出回っている時代となっておりますから、「脳トレ」のアイテムと考えれば気軽に鍵盤楽器も購入できるかも知れません。

ピアノ脳トレでおすすめ練習曲

 やはり、楽しみながらピアノで「脳トレ」出来るのが一番ですよね。

 好きな曲を弾きながら「脳トレ」もできる、正に一石二鳥となればそれが一番だと思います。しかし幼児などの子供や、鍵盤楽器の経験が無い方などは、仮に弾きたい曲の楽譜があっても、アレンジによっては自分では到底弾くことが出来ない難易度ですぐ諦めてしまう事があるかも知れません。

定番ピアノ練習教本で「脳トレ」

 鍵盤楽器の経験がない方やピアノの弾き方が全く分からない方、また簡単にアレンジされた楽譜でも弾く事が難しい方にオススメなのがやはりピアノの練習教本です。

 ピアノ教室などに通えばほぼ間違いなく練習させられる、いわば定番の教本があります。

 初めてピアノに触れる幼児用のテキストなどもそうですが、ピアノ練習教本にはメロディーのしっかりある「曲」では無く、指の動きを鍛えるという事に特化した教本が幾つもあります。

 音階を上昇下降したり、それをいろいろなパターンで弾く練習など。1曲の時間も短く、特定の楽曲を弾くよりはハードルはぐんと下がります。10本の指がそれぞれ違う動きをする事で脳が活性化するという意味を考えれば効果はもちろんあります。

定番導入教本『バイエル』

 一昔前の日本なら、ピアノ教室での活用度ナンバー1だったに違いない、という程知名度の高いピアノ教本。

 ピアノ導入期に使われる教本で、ドイツ人のフェルディナント・バイエル(1803〜1863)が作った教本です。徐々に難易度が上がりますが、簡単な指の動きを使った練習曲が106番まであります。

 ピアノ教室では幼児期の子供用に使われる事が多いため、大人から子供まで無理なく指を動かす練習が出来ます。

 あくまで運指の練習ですので良いメロディーがある訳ではありません。なので、あまり楽しくはありませんが、挫折せず、簡単なピアノ脳トレを行うには適していると思います。

 子供用バイエルから大人のバイエルまで様々な工夫がされ出版されています。

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プロピアニストも日常的に練習する『ハノン』

 フランスの作曲家シャルル・ルイ・ハノン(1819〜1900)が作った練習曲集。『ハノン』も日本のピアノ教育に置いて欠かせない存在ですが、正直『バイエル』よりも更に指の動きに特化した教本で、ピアノ導入期より少し後に使用する事の多い練習曲集です。単調なパターンの繰り返し練習なので、正直あまり好んで練習する人は少ない様です。しかし運指の練習としては手軽で効率が良いためプロのピアニストでもウォーミングアップ的に使っている人も居る様です。

 また、この『ハノン』は移調(違う調に変える)したり、リズムパターンを独自に変える事でとても良い運指の練習になります。

 『バイエル』同様、面白味が少なく続けて練習する事は難しいかも知れませんが、様々なパターンで10本指を動かす事で、かなりの「脳トレ」にはなりそうです。

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更に高度な脳トレに『リトル・ピシュナ』

 チェコの作曲家ヨセフ・ピシュナ(1826〜1896)によって作られた練習曲集。「ピシュナ60の練習曲集」の導入編として「リトル・ピシュナ48の練習曲集」があります。

 『ハノン』と共に運指に特化した練習曲集として多くの人に活用されています。よって、この『リトル・ピシュナ』もピアノ初心者が練習を続けて行く事は少し難しいと思われます。

 しかし、『ハノン』と違い全て半音ずつ上昇しながら最後は初めの調に戻るという、全ての調を1曲で練習する事が出来ます。1曲の中で全ての調を演奏するという事は、あらゆる鍵盤を使い演奏しなければならず、指の動きも複雑。脳をフル活用する必要があり、脳トレには『ハノン』より効果が期待されます。両手が違う動きをするというのも『ハノン』と大きく違う所です。

 ある程度ピアノの経験のある方にはおすすめの脳トレ練習曲集です。

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かっこいい曲を弾いて「脳トレ」

 やはり、せっかくピアノの練習をしているのだから何か「曲」が弾ける様になって「脳トレ」も出来ればその方がいいという方が多いでしょう。

 通常ピアノ教室では、まず運指練習がある程度出来る様になってから「曲」の練習に入るのですが、いくら取っ付き易いと言っても、運指的練習ばかりでは飽きてしまいますし、満足感もありません。また「脳トレ」が目的であれば運指練習にこだわる必要もあまり無く、自由に自分の考えで楽曲に挑戦する事もできます。

 ピアノを続けるコツは、やはり「楽しみながら」練習する事です。

幼児は「曲」を弾きながら「運指練習」

 小さいお子様であれば、「曲」を弾きながら運指の練習もできるテキストがたくさんあります。小さい子供であれば余計に楽しくなくては練習が続きませんからね。

 幼児用のテキストであれば、音符の読み方など鍵盤楽器の基本から説明してくれていますから、本人やお父さんお母さんに経験がなくても自宅で練習可能です。(『バイエル』や『ハノン』などでも子供用であれば基本から説明してくれています。)

 子供本人も聴いた事のある童謡を自分が弾ける様になる事で喜びも増しますね。

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弾けるとカッコいい『ブルグミュラー』

 クラシックピアノの超定番練習曲集『ブルグミュラー 25の練習曲』

 ドイツの作曲家、ヨハン・フリートリヒ・フランツ・ブルグミュラーが作った練習曲集です。運指練習曲集ではなくしっかりとした「」になっております。

 通常は『バイエル』などの運指練習が終わった後の教材として使われる事が多く、早ければ幼稚園の子供でも取り組む教材です。とても練習になるいい曲が多く、ピアノの発表会などでもこの『ブルグミュラー』から曲を取り上げる子供もたくさんいます。

 ですから、弾けた時の満足感も大きく、他人にも披露できるような楽曲です。鍵盤楽器の初心者の方がいきなり取り組むのは少々大変かもしれませんが、コツコツ少しづつでも取り組めれば弾ける可能性は十分にあります。(その時は1から順番に進めるのがオススメです ^^; )

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やっぱり弾きたいポピュラーミュージック

 しかし、やはりテレビで流れるJ-POPやポピュラーミュージックを弾きたい方が一番多いでしょう。弾いている時の楽しさはとてもイイものがあります。

 クラシック音楽よりもアレンジし易く、初心者の方でも弾けるよう簡単にアレンジされた楽譜も多く出版されています。各ジャンルの名曲をセレクトしたものや、J-POPの人気曲だけを集めた曲集などありますので、自分が弾いてみたい曲、お気に入りの曲を探して楽しんで挑戦するのが良いでしょう。知らず知らずのうちに「脳トレ」になっているのが1番イイですね。

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まとめ

 今回は自宅で気軽に鍵盤楽器を使って「脳トレ」が出来る、という観点で教本を紹介しました。長い目で見てピアノを弾きたい方は『バイエル』などの運指練習系の教本から始めるのが正解だと思いますが、楽譜を読み10本指を動かす事で「脳トレ」になるという事を考えると、その練習方法も硬く考える必要は無いと思います。

 今回紹介したもの以外にも教本、曲集は数えきれない位あります。自分にあった教材に出会うというのも上達のポイントの1つです。ぜひ色々探してみて下さい。

 そして、ピアノ・音楽教室に習いに行くのでは無いので、本当に気軽に挑戦出来ると思います。購入した教本、曲集も最初から順番に最後までやり切らなくても自分が弾きたい所だけ挑戦するのも全然OKです。仮に途中、挫折してしまったとしてもリスクは少ないですから気楽に取り組めます。

 また、安くても良いですから鍵盤楽器1つリビングに置いてあるだけで手軽に家族の誰かが演奏(脳トレ)出来る環境があるのはとて良い事だと思います。

 

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